pax1182のブログ

乳がんの記録

乳房形成手術2度目 当日

乳房形成手術2度目  を受けた。





手術時間は1時間の予定。


手術前準備、確認に30分、

手術後も10分くらいかかるので

手術室には1時間40分くらいいた。



手術は、前回切除したところからメスを入れて、電気メスで皮から外し、メス、ハサミで切除する。



麻酔は60箇所ほど打たれた。(と思う)

痛みがあったので、

(または、そんなに打つの?)

と思って

「先生、ストップ。あとなん本打ちますか?」

あと3本くらいかなぁ、と思っていたので「何本」ときいたら

「あと1/3です。」

え?!まだ何十本も残ってるのか、、とため息が出た。


メスで開く時も感じるし、

とにかく全身麻酔の手術しかしらないので、

部分麻酔の「起きてる緊張」は初めて。

怖くて痛くて、歯がガチガチ鳴った。


電気メスを入れる時は機械音もするし、何より焼いた匂いがする。

焼き肉のときの、脂を焼いた匂い。

自分の焼き肉の匂いをずっと感じていた。





切除を奥にメスを進めると、痛みがあり、麻酔を追加してもらった。


「ここはもとは腹部の組織なので、痛みを感じるというのは、(血管、神経が)うまく繋がって良いことなんです。」

と褒められた。

しこりやすいけど、コラーゲン、血管、神経ががんばって働いてくれていた模様。


術後、再建した乳房が堅くなるので

人参養栄湯を飲んでいて、かなりしこりが減ったが、

今日の手術で、多く痛みを感じたのは

乳房の内側のしこり、

さわっていない部分に、神経を通して、

外側の切除、麻酔の痛みが伝わっていたことが驚きであり、痛みがつらかった。


とても長く感じた。

「これ以上続いたら吐き気がするかも。」

と思った。


乳房の手術は座った姿勢で行う。

お尻が痛くなってきた。


「先生、切り離して、縫い始めるときで良いのですが、お尻の下に何か敷きたいです。」

というと

「じゃ、いま、休憩にしますね。」

とストップしてくださり、手術看護師さんがクッションを入れてくださった。


最後に縫合して終わり。


15針ほど縫ったとのこと。



術後、足が震え始め、

看護師さんがタオルを背中にかけてくださった。


それで、震えが止まるかと思いきや、震えは全身に広がり、ぶるぶるガタガタ震えていた。


歩いて病室に戻るらしい。


かんばって歩かなくちゃ、と自分を励ましていたら、

病室の看護師さんが、車椅子で迎えに来てくれた。

ありがたかった。


お願いしなかったのに、よく気がつく方たちだなぁ、と感動した。


白衣の天使、ナイチンゲールだ。

と今回の入院でも思った。


部屋に戻り、寒かったのでもう1枚掛け布団をお願いしたら、電気毛布を貸してくださった。


そこで昼食前、昼食後と夕方までよく眠った。


血圧や体温、心臓の音の確認、担当医の回診で都度起きるが、その度に再眠し、夕方まで眠った。


眠ったらすっきりした。


というより、カーテンを締めてうつうつしていると

気分が滅入りそうだったのでカーテンを開けて起きてみた。


隣のベットのがん友が話相手をしてくれて気分が晴れた。

ありがたかった。





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