pax1182のブログ

乳がんの記録

療養39日目 がんのグレード

女性の為の がん情報を相談できるサイトで

みんな、自分のがんのステージを書いている、


「がんのステージ」ってどうやってわかるんだろ?


もう一度、専門医の診断内容を確認した。



【診断内容】

□非浸潤がん

□微小浸潤がん

☑️浸潤がん

 ☑️浸潤性乳管がん

   □腺管形成型

   □充実型

   ☑️硬性型

   □その他

 □特殊型

   □浸潤性格小葉がん

   □粘液がん

   □その他



リンパ節転移

   ☑️転移なし

   □転移あり


ER (エストロゲン レセプター)

   ☑️ +


PgR(プロゲステロン レセプター)

   ☑️ +


↑女性ホルモンがあると がん細胞が大きくなるので女性を減らす治療になる。


HER 2(ハーセプチンの有効性)

  □0   □1 +   □2 +  ☑️3 + 

(乳管内の値、乳管外の値は針生検の検査中)


がんの浸潤径

  ☑️20mm以下

   標本内 2mm 以下

   →針生検の結果を確認中

  □20mm以上


脈管侵襲

(リンパ管にいくまでの通り道 もしくは血管内にがんがある)

  ☑️なし

  □軽度

  □中等度

  □高度


核異型度

(がんの顔つき)

  □ 1 

  ☑️ 2

  □ 3





浸潤性乳管がん

硬性がんって?

このリスト軽い順に並んでるんだけど?

先生は「一般的ながんです。」とさらりと説明されたので、「そうなんだ~」と気に止めていなかった。




🔶浸潤がん

浸潤癌も非浸潤癌と同様に乳管上皮細胞から発生する。間質組織へ浸潤性に増殖するのが特徴です。75%は乳管内に癌細胞が進展(広がる)する像が見られます。一般に乳管内成分と呼ばれます。組織構造の違いに3型(乳頭腺管癌・充実腺管癌・硬癌)に分類されます。乳癌の8割強を占めます。3型の比率は1:1:2となり、乳癌全体の4割を硬癌が占めます。


・リンパ節転移陽性率:硬癌>充実腺管癌>乳頭腺管癌

・癌の脂肪織浸潤・リンパ管侵襲・皮膚浸潤:硬癌>充実腺管癌>乳頭腺管癌

・癌巣が乳腺組織内にとどまる:乳頭腺管癌>充実腺管癌>硬癌

・10年生存率:乳頭腺管癌>充実腺管癌>硬癌





🔶【硬癌】

 マンモグラフィの特徴はスピキュラ(毛羽立ち)を伴う腫瘤です。しかし、実際は細かな毛羽立ちだけでスピキュラの所見がはっきりしないしばしばあり、微細分葉状を示すことの方が多いとされています。また、スピキュラを思わせる所見があっても腫瘤がはっきりしない時や病巣が背景の乳腺に埋もれている時があり、この場合は構築の乱れとしか表現できないので、癌の診断が不確実になり見逃されます。

 エコーでは、境界の不明瞭な不整形の低エコー腫瘤として描出されます。上の方が断裂して、グレー調の不規則な領域(境界部高エコーが形成)として見えます。後方エコー(病変の下)は減衰(黒く見える)します。比較的エコーでは特徴があります。

 触診では不整形で、境界不明瞭な硬い腫瘤を形成するので、1p程度の小さいものでも分かります。最も予後が不良な乳癌です。


 上記判断を知っていると検診などで病変を指摘された時に、良性と間違われそうになっても、診断医に再度確認する手立てになると思います。







硬癌、、、


確かに私の乳がんのかたち(小さくて広く散らばっている)に 似ている。


それにしても、、抜き差しならない 単語がちらほら、、、

「 最も予後が不良な乳癌です。 」


「 リンパ節転移陽性率:硬癌>充実腺管癌>乳頭腺管癌 」


「 10年生存率:乳頭腺管癌>充実腺管癌>硬癌 」



先生、これをちゃんと 説明して欲しかったんだけど?!?



ねっ?

がんって専門用語が多いし、

調べてないと聞き逃す。聞き流すでしょ?









核異型度(がんの顔つき)

  ☑️ 2


🔶「がんの顔つき」

病理学的悪性度(グレード)のことをいいます。乳がんの手術後、病理医ががんの原発病巣の組織切片を顕微鏡で観察して、悪性度を判断します(グレード分類)。この分類は、おもに浸潤性乳がんに用いられ、組織の構造や核の「異型度」と「核分裂像」から、その良し悪しを見極めます。

「異型度」とは、正常な細胞や組織との違いの程度です。たとえば、核の形や大きさが均一であれば正常な細胞に近く、形や大きさが不ぞろいであるほど異常な細胞とみなされます。また「核分裂像」が多くみられるほど、がん細胞が盛んに増殖していると考えられます。グレードの分類には、3つの要素(構造異型度、核異型度、核分裂像)によって判定する「組織学的グレード分類」と、2つの要素(核異型度、核分裂像)によって判定する「核グレード分類」があります。

国立がんセンター中央病院の研究によると、腋窩リンパ節への転移がない乳がん270例の5年健存率(術後無再発生存率)は、核グレード1が約98%、核グレード2が97%、核グレード3が81%で、核グレードが上るほど再発する率が高くなっています。核グレード2以上の乳がんは、術後ある程度遅くなってから再発することが比較的多いことも知られています。

また、腋窩リンパ節への転移が認められない乳がんで、腫瘍浸潤径が2cmより大、病理学的悪性度がグレード2ないし3、患者年齢35歳未満、リンパ管・血管侵襲陽性、HER-2タンパク過剰発現陽性の5つの条件のいずれかにあてはまる場合は、術後化学療法が考慮されます。

がんの顔つきは、腋窩リンパ節へ転移がない乳がんの再発の可能性を予測したり、術後療法を検討したりするのに重要です。

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