pax1182のブログ

乳がんの記録

堅信名

カトリックで幼児洗礼(生まれたとき、幼少の頃 親の判断で洗礼を受けること。洗礼: キリスト教の入信に際して行われるサクラメント。水 をひたして霊を清め新しい自分になる儀式)を、受けた私は 中学2年生のときに堅信式を受けた。


「親が決めた洗礼(宗教)ですが、今後あなたは自分の意思でそれを続けますか?」

と問われているような気がした。



2-3ヵ月の聖書、堅信の勉強会のあと、八王子のカトリックの大学での堅信式に参加した。



当日まで、はっきり分からなかった問いを抱えたまま、「儀式」として参加していた。



当日、車にのせてくださった奥さんが

「堅信名は決めたの?」

「は?  堅信名って?」

「あら、決めてないの?式で呼ばれるのよ」

え、洗礼名じゃダメ?もうひとつ名前を選んでおくなんて聞いてない❗

会場で、お友達とあわてて受付にいき、、、参加者の名札の洗礼名を物色、、、

とにかく時間がない‼️

洗礼名 マリアに合うものは、、

マリア クララ

マリア 、、、

「セシリア」

私の中で どちらでも良かったが、

「マリア セシリア」

に その場で決めた❗


式の最中 司教様に 按手 (あん‐しゅ:

キリスト教で、手を人の頭に置いて、聖霊の力が与えられるように祈ること。)

して祈っていただいたとき、涙が流れたことを忘れない。


あの、涙は何だったか、

ミサは形だけの儀式ではない何かがある、

そう感じ始めた瞬間だった。

問の答えにはなっていなかったが、「探してみたい」と思った。





高校にはいって、

セシリアについて調べたことがある。

聖書ではなかなか、探せない。

祈って寝た。

「夢でもよいので、セシリア について教えてください。」


翌日 休講があった。図書室で本を読んでおくように、と言われて皆で移動した。

普通の都立高校に通っていたわたし、

図書室で読みたい本もなく、、、

昨日の祈りを思い出した。

聖書関連の本はないかな?

、、、あるわけない。普通の都立高校❗


が、、しかし、、、!!!

教会でも滅多に見たことがない「聖人伝」(2冊組)が置いてあった❗

私は慌ててその本を手にして、「セシリア」を夢中で調べた❗


聖セシリア

「心のうちで神に音楽を奏でていた」といわれる伝承があることから、音楽家の保護の聖人として人びとから親しまれている。

 

https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112201


拷問の末 亡くなったが 最後まで歌を歌っていた、と伝えられている。




小さい頃 私は 歌を下手だと、言われてから、人前で歌うことをやめた。

人の3倍努力しないと全てが身にならないので、いつも影で練習してきた。



高校2年生のときに、バンドに誘われキーボードを弾くことになった。

「生きてるってこういうことか!!」

始めて音を合わせたときの感動を忘れられない。


ピアノをひいて 楽しい‼️と始めて思った瞬間だった、

人と音を合わせるって最高❗


そのバンドは 三年の時の文化祭で優勝した。


社会人になって

夜、よく走ってた。

歌いながら、腹筋しながら、、、、

歌ってた❗


知らないうちに腹筋が鍛えられて、、、


気づくと 人に歌を誉められるようになっていた❗


今月も、、、二人の方から 私の歌で

「癒された」

といって下さった奇特な方々、、。


嬉しい反面 必ず思い出すのは 堅信名 「セシリア」。

セシリアの名前を受けてから、音楽に導かれ、苦しいとき、悲しいとき、いつも音楽に癒され、励まされてきた。

魂が沈むときも、讃美歌に癒されて、、、。



だから、洗礼を受ける人には必ず言う。

「洗礼名はただ付ける名前、形だけではありません。

その聖人があなたと一緒にあなたの人生を歩んでくれるのです。

時々、その聖人に話しかけて、祈ってみてくださいね。」

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