pax1182のブログ

乳がんの記録

専門病院での診察 -1

2019/4/24 健康診断

健康診断の結果が出るまで3週間かかった。すぐに専門病院の予約をした。


2019/5/24 専門病院の診察

武蔵境に新しくできた病院に行ってみる。

中待合室は、コーヒー飲み放題、無声映画(チャップリン)が流れ、居心地の良さが気に入った!


エコー、触診を終え、説明を聞きに診察室へ、

「来週結果を聞きに来てください」

「(多分何でもないんだから)郵送してもらえませんか?」と言うと

「いえ、ちゃんと説明したいので」

と言われた。当たり前ですね。ハイ。


そのあと、マンモグラフィーを撮影

戻ってきたら、先生が説明を始めた。

「ここに黒い丸いの(影)がたくさん並んでいるでしょう。そしてここに白いのが石灰化、これががん細胞が生きて死んだもの。」

と説明した。

「一例に並んでまだ、乳管のなかにはあると思うから、乳腺と周りの組織を手術で切除すれば そのあとの抗がん治療等ないかもしれない。これは2割しかないという、早期発見です。ステージ0です。良かったです。一番大きい腫瘍は、8㎜くらいです。」と説明を受けた。

私はその説明を受けながら、心のなかで

「へぇ~」を連発して、

「がんの死骸(石灰化)」を見て「綺麗~」と眺めていた。

真っ暗な夜空にキラリと光る星のように、その石灰化は2つ綺麗に光って見えた。

すると先生が

「針生検するんですが、今日やって行きますか?」

「はい、有給そんなに取れないので」

ということで

そして、細胞をとることになり、、

麻酔、

4ミリの針をさして、バチンッバチンって凄いと衝撃!と共に組織を切り取る!

痛い思いをして麻酔したのに、まだ痛い!怖~い!

直径4㎜もある針ですから、その後3日くらい痛かった。💧針を指したところは何日も腫れ上がっていた。


細胞を、調べるまでまだ がんかどうか確定していない と思っている私に

先生が「これ、治療となるとうちではできないので、紹介となります。どこの病院にするか考えておいてくださいね。」

と容赦なく畳み込まれた感。

「え、でも、まだ分かりませよね?半分の確率でしょう?」

と結果待ち気分の私に先生はもう一度

「考えておいてください。」

と言ったその目が 確信的。

もう、受け入れるしかないのか?

と思いながら帰宅。


針生検の後も痛いし、がんのことも考えなくちゃいけないし、、ふらふらになって最寄り駅に戻り、バスに乗って帰宅してから

「痛み止めもらうの、忘れた!」

と、落胆、、。

我ながら 精神的に参ってるんだなぁ、とその日は早く寝ることにした。

虫の知らせ

甲状腺 腺腫(20㎜×20mm ×37㎜)の経過観察の良性腫瘍がある為か、2017年から 左肩こりがひどく、整骨院に通いっぱなしだった。

ひどいときは呼吸するのも苦しい程だったので、いつ手術入院となって良いように有給を残しておこう、と思っていた。


例年 健康診断は夏に行っていたが昨年の「乳腺症経過観察」が気になっていたので、今年は春に健康診断を受けた。


2017年に健康診断を受けた病院は、2018年に若い医師に皆変わったいたので、今年は10年ほど前にかかっていた検診センターで受けることにした。

その検診センターで「左乳腺嚢胞、左乳腺腫瘤の疑い。精密検査の必要がありますので専門外来を受診してください。」

という結果をもらった。


乳腺で、専門外来にいくのは実は2度めで、

2005年頃にも引っ掛かり、半年程毎月マンモグラフィーを撮って経過観察をしていた。

このときは画像の両胸が白くくもがかっていることと、右胸に小さなしこりができはじめたことの経過観察で、半年通った。

はじめは軽く受け止めていたが、なかなか通院が終了せず、通うほどに不安になり、

初めて 「いつかくる、死」を意識した。

死を意識するときって、自分なら 思い切りしたいことを願うんだろうな、やりたいことやっておくのだろう、と思っていたが、私はこのとき意外にも、そう思わなかった。

当時まだ、小学校1年生の長男、3歳の次男を抱えて仕事と子育てを一人で両立する夫の姿を空から見るんだろうな~と思ったときに、

「あ~、やってあげたい」って思った。

そして、神様に祈った。

「せめて次男が抱っこしなくて良い年になるまで、、、、あと5年待ってください。5年 時間をください。」

2ヶ月後、画像のくもりも しこりも自然に、消えていた。


だから、私のなかでは、今回のがん宣告は「待っていてもらった乳がん」再来! という気持ちだった。


5年待っていてもらうはずが

13年も待っていてくれた。

子供たちが大学2年生 高校1年生になるまで待っていてくれた、この13年間でたくさん子供たちにしてあげることができた!

そう思った。

そして、乳がんを受け入れる心の準備ができた。

ブログ 始めました。

ブログを始めることなんて、全く考えていなかったのですが、

今年(2019年) 乳がんが発覚し、手術を受けることになりました。


「独女のスキルス胃がん日記🎵」

をはじめ、たくさんのブログを読ませていただき、勇気、元気をもらいました。

そして、医療関係のページには書いていないことを興味深く読ませていただき、私も どなたかのお役に立てれば、と思い 記録を残していきたいと思います。