pax1182のブログ

乳がんの記録

次男 と 「ぞうきん」

次男が 5年生の時、野球をやめて アルティメットを始めた。


それで 日曜日のミサに行けるようになった。


ずっと願っていたこと、


ミサにあずかること。


修道者に接して育てたいということ(私が未熟だから)


ミサに行ったものの、 ミサ中寝るし!起こすし! また寝るし!


うるさい家族。。。


「連れてきても 私は神様を教えられない。指導者を下さい。」


と祈ってた。


ある日、シスターが 背中を丸めながらにこにこやってきて


そのシスターはいつも話しかけてくださるのですが、


その日は小さな紙袋を渡して


「良かったら 読んで。」


子供向け、大人向けの 神様の本がたくさん入っていた。


祈りって、、、聞かれているんだろうか?


周りを見渡した。





ある日曜日の朝、 ミサに行く前に 子供に食事をさせ、 時間がないと伝え、


反抗期まっさかりの5年生、  めちゃくちゃな理屈を私にぶつける。


はじめは穏やかに答えていても そのうち 我慢が吹っ飛んで


「どうせ 母さんは □□(次男)のぞうきんなんでしょ?


必要なときは使って、(学校のこと アルティメットのこと)


自分が必要じゃないときは その辺に放っておく、


便利に使って ゆすぎもせず、(感謝もせず)埃と一緒になって部屋のすみに放っぽってあるぞうきんと一緒なんでしょ?」


すると 次男が言った


「母さんはね、自分の事 ぞうきん、ぞうきんっていうけど   自分の事 どれだけのものだと思ってるの?」


それから 会話は途切れて 教会に行った。


いつものシスターがにこにこ迎えてくださり、その日も本をプレゼントしてくださった。


私は その優しさに 凍りついた心が 溶けそうな感じになって、、、泣きたくなるような、、、。


シスターと別れて袋の中の本を取り出したとき


1冊の薄い本を取り出したとき 時間が止まった。


その詩集のタイトルは


「ぞうきん」


だった。


次男に見せて「神様はどうやら 私たちを見ているらしいよ?」


というと 黙り込んでいた。


神様の勝利! そんな朝だった。

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